こんにちは。 大工の米田(よねだ)です!

20160225-123826.jpg 今日は風について書きます。

日本語には、沢山の風の呼び方があります。
春一番、木枯らしなど、 僕は今、琵琶湖岸のある現場でお家づくりをさせて頂いているのですが、そこで感じるのが琵琶湖からの強風。 春が近づいて気温は上がってきましたが、琵琶湖からの冷たい風にあたると体感温度はかなり下がります。
滋賀県の琵琶湖周りでは、湖陸風といって昼は、陸から琵琶湖へ、夜は琵琶湖から陸へ緩やかに風が吹きます。
これは、空気が温かいところから冷たいところに向かって流れるという原理で、温まりにくく、冷めにくい琵琶湖の水によるものです。
他に、冬に琵琶湖から吹くヒアラシ、春のヒラオロシなど、滋賀県ならではの風の呼び方があります。
風だけではなく、雨や霧などの気候にも地方や季節、時間ごとに様々な呼び方がありとても面白いです。
そんな気候や風土を考えて家の向きや屋根の形状など家の形状から、風を取り入れ、心地よく暮らせる仕組みまでを設計出来たら良いと思います。

路地から見た琵琶湖 ↓
20160226-130845.jpg