滋賀県の赤い木の家

こんにちは!大工の一本(いちもと)です!
最近、全国的に梅雨も明け真夏日・猛暑日が続いておりますが、皆様 どうお過ごしでしょうか?私は部屋が2階なのですが、あまりにも部屋が暑すぎるので1階の畳の部屋で寝ています(笑)

さて、今回は滋賀県の住宅でよく見かけるベンガラ(弁柄)について書きたいと思います。

ベンガラは、飛鳥時代の昔から私たち日本人に愛されてきた塗料で、その艶やかで美しい赤色に加えて、天然の防腐・防錆効果が得られることから、床や造作材、カウンターといった内装材の仕上げだけでなく、構造材に使用すれば耐久性を高めることができます。

日本の伝統色であるベンガラは、伝統的な和空間に使用すれば、趣をさらに深められるのはもちろんですが、それ以外の雰囲気を持つ空間の一部に使用し、和のエッセンスを採り入れるなど、隠し味的な使い方も一興といえます。

なお、ベンガラは天然原料を使用していることから、赤色といっても褐色に近いものから、鮮やかな朱色まで、様々な色合いがあります。

しかし、ベンガラという塗料自体、耐摩耗性は低いため、床や手に触れる場所に用いる際は、「拭き漆」やオイルフィニッシュ「Arbor亜麻仁オイル」を上塗りすることでベンガラの塗装面を保護、塗装の剥がれを防ぐことができます。

そんな腐食や錆びに強いベンガラを使って、外で使用するテーブルやベンチを作成してみるのも良いかもしれませんね!……と、思い立ったら即行動!

先日、家の前でバーベキューをやる際に即席でテーブルを作ったら、やたら不安定だったので、早速 外で使う用のテーブルを作成中です!紹介するかわかりませんが応援宜しくお願いします(笑)