間伐材でできた大工さん手作りの鳥居

皆さんこんにちは。佐藤です。
昨日今日と、秋晴れの良い天気で気持ちがいいですね。

朝夕もめっきり涼しくなり、日が暮れるのも早くなってきました。明日から10月、「もう今年も終わるねぇ」なんて娘と話しています。気温差が出てくるので皆さんご自愛くださいね。
さて、昨日は鳥居の仕上げに入りました。

「鳥居?」と思われた方もいるかと思いますが、これは当社が取り組む、びわ湖と地元の森林を守る活動「琵琶湖森林づくりパートナー」活動の一環。
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社員による間伐作業のほかに、日野町・正法寺山の間伐材を使って、当社の大工さんが鳥居を手作りして奉納しているんです。

大工さんに鳥居の最終確認をしてもらっています。




そして筆書きです。
CIMG1152皆さん、分かりますでしょうか。
真剣です(笑)。

ペンキで書いているので、間違いは許されません。
緊張します。しかも筆が滑らず非常に書きづらいのですが、一文字一文字こころを込めて書きました。

その地で育った木でできた鳥居なので、地元の皆さんにも、とても喜んでいただいています。





CIMG1160こんな出来栄えになりました。いかがでしょうか?

私たちは木の家専門店。木を使ってお仕事をさせて頂いています。
そんな私たちが、家づくり以外で何か地域の方にお役立ちできないかということではじめたこの活動も、今年で3年目になりました。



現在滋賀県にとどまらず、日本全国で森林の荒廃が進んでいます。
理由は外国から安い多くの輸入材が入ることで国産材の需要が減っていることや、それによって森で働く人が減る人手不足、高齢化などが原因になっています。

森は木を育てて二酸化炭素を吸収したり、生物のすみかとなっているだけでなく、びわ湖の水をきれいにしたり、土砂の流出を防いだりと様々な役割を持っています。森を良い状態を保つためには、木を切って、使って、また植えるという計画的な循環をつくりだすことが必要です。

未来に健やかな森とびわ湖を引き継いでいくために、これからも、私たちができることを探して実践していきたいと思っています。