「苔の話です」のつづきです

こんにちは  松本です

私事ですが、2月に誕生日を迎え、26歳になりました。
祝って下さった皆様ありがとうございます。
プレゼントをもらいました。長寿梅の苔玉です。宅急便で届きました。

梅

 

 

 

 

 

 

 

 

以前、私はブログの中で「苔フェチ」を語っており、その中で「苔玉には惹かれません」と
申しておりました。「あくまでも自然の、ありのままの苔が良いのだ」と。
その考えは誤りでした。
「苔玉いいなぁ~」
26歳は、そんな今までの自分の考えを改めるところから始まりました。

毎朝、起きたら苔玉をチェックします。少しずつではありますが、大きくなっている気がします。
梅の蕾だって少し膨らんでいるような気がするのです。
苔も、ラップにぐるぐる巻きになって梱包されていた当初と比べると絶対に元気です。
苔玉、梅、そしてセットで付いてきた粗い焼目の器、白い石。これらをお気に入りの
ガタガタのスツールにおいて、一番日当たりの良い窓際に置きました。

蕾が開花するのは3月の後半頃だそうで、白い花が咲きます。
毎日が少し楽しくなりました。

「モノではなくコトを売る」
これは、私の家づくりに対する大事な考えなのですが、この苔玉はまさしくそれです。
苔玉というモノが在ることによって、毎日の成長を楽しんだり、世話をしたりと、コトが
生まれました。そしてそのコトが毎日の暮らしを少し楽しくしてくれました。

お家づくりもこうでないといけません。
家を建てることが目的ではなく、建てることによって、お客様の人生にどれだけ
幸せな暮らしが生まれるかを、設計士は提案できないといけません。
そしてその提案は、苔玉くらい小さくて可愛いらしいもので良いのです。
色々、勉強になりました。

もう少し暖かくなったら、外に出して見ようと思います。
やっぱり、苔も苔玉もいいもんですネ!

松本