こんにちは。設計部 星組のさかえです。
先日、私の両親が滋賀県を訪れました。
滋賀を観光するのは初めてだった父、母。1日目は2人で彦根観光をしてきたようなので、私も同行する2日目はどこに行こう?、と考えた末、訪れたのは長浜でした。
長浜城、黒壁スクエア、海洋堂博物館、ヤンマーミュージアムなどを見て回り、お昼は名物のサバそうめんを食べて長浜を満喫した一日でした!
街を歩いている最中、たまたま見つけたのが「安藤家」という近代和風建築。明治から大正にかけて建てられた住宅で、呉服問屋をしていた時期もあったそうです。
ここに入ろう!と私が言うと両親も最初は「え、ここ?」という感じでしたが、中はなんとも立派な建物とお庭で、3人で見入っていました。
北大路魯山人が陶芸の道に入る前、芸術活動をしていた際に住み込みしていた家だったそうで、魯山人が手掛けた「呉服」の看板が展示してありました。
この看板、「呉」の字は亀、「服」の字は鶴を意識してデザインしたそうです。縁起がいいです!
家の奥にある離れの「小蘭亭」は魯山人が実際に暮らしていた部屋で、壁や天井一面が魯山人によってデザインされてあります。普段は離れは公開されていないそうですが、なんとこの時期だけ限定公開! 今はもう終わっているでしょうか…?
魯山人が中国文化に大きく影響を受けていた時期の作品で、確かに離れだけ日本ではないような、異空間でした。離れに行く渡り廊下がとても美しくて、しばらく廊下を眺めていました。
写真中央が離れで、右側に見えるのが渡り廊下・・・なのですが、離れの中は撮影禁止でした。
次に離れが公開されるときがあればまた訪れたいと思うような、素敵な空間でした。長浜を訪れた際は、ぜひ安藤家を見に行ってみてください!