お伊勢参り

こんにちは!

設計部 星組のさかえです。

2015-10-01

先日、三重県の伊勢神宮に行ってきました。

2000年の歴史を持つといわれる伊勢神宮。内宮・外宮と二つの正宮があり、内宮には天照大御神が祀られています。

近頃は外国人の観光スポットとしても有名なようで、当日も外国の方を多く見かけました。

伊勢神宮の参道も開放感があってとてもきれいですが、今回お話するのは2013年の式年遷宮を記念してできた、せんぐう館という建物。

 

式年遷宮とは、20年に一度、伊勢神宮内の諸神社を造り替えて神座をうつす行事で、今ある神社のすぐ横にある土地に、同じ造りのものを建て直します。

せんぐう館は第62回の式年遷宮の記念で建てられ、伊勢神宮や式年遷宮の歴史にまつわるものを展示した博物館です。DSC_0543

個人的な見どころは、式年遷宮による造り替えの過程をビデオなどで紹介しているコーナー。

一本の巨大な丸太から材を切り出したり、釘を使わない木どうしの継手を加工したりといった宮大工の技術を、映像で見て学ぶことができます。

式年遷宮が20年おきに行われる理由の一つとして、こういった大工技術の継承が挙げられます。

はじめの建て替えで見習いだった宮大工が、20年後には後輩に技術を継承し、40年後は棟梁として現場を取り仕切る…。伊勢神宮を後世に伝え、残していくために、20年という期間での建て替えが行われてきたのだといわれます。

 

熟練の大工の技術は、失われてはならない貴重なもの。谷口工務店が毎年大工の採用活動を続けているのも、大工人口の減少を食い止めて、技術を後世に残していきたいという気持ちあります。

伊勢神宮を訪れた際は、せんぐう館で伝統の大工技術にもふれてほしいと思います。


着々と工事すすんでいます。

みなさんこんにちは!

設計部 雪組 天野です。

以前投稿しました、棟上したお家が次は着々と仕上げの工事に移っております。

IMG_1802

写真は壁紙を張る前の下地処理の様子です。

 

『クロス工事はお化粧と一緒なんですよ』と語るクロス職人さん

クロスの下地には石膏ボードと呼ばれる外部からの火の延焼を防ぐための

ボード材を使いますが、そのジョイントがそのままではクロス、つまりは

お化粧のりがよくありません。 特に谷口工務店でよく使用している月桃紙という

和紙のクロスは通常よりも薄い材料のため、凹凸があると大変目だってしまいます。

そこでこの写真のようにパテでジョイントを埋めて行き、凹凸を削って滑らかにしていくのです。

いってみればファンデーションを塗っているようなものでしょうか笑

一見すると簡単そうに見えてしまう物もその実、職人の細かい技が光っているのです。

 

同じように現在米原市で工事中の物件では、5月末に完成見学会を予定しています!

皆様ご都合があえば是非ご来場ください。HP天野