地上の星たち…

超大工集団 

こんにちは!

経営財務課のたなかです。

新ブログ再開後の初回ですが、ちょっと昔話から…。それは私が大手建設会社で勤めていた時のこと。

繁忙期に現場作業のお手伝いで、朝早くから経理の私も借りだされたのですが、「今日は夕方から“神”が来る。」そう職人達がうわさ話しているのを耳にしました。私は何のことか解らず、質問したのですが、皆「まあ見てろ」としか言いません。そして夕方…。

その方は愛用のパワーショベルとともに現れました。腕に自信のある職人達も道をあけます。軽いあいさつの後、早速大きなパワーショベルに乗り込み作業開始、そそり立つ壁のキワの土をサクサクと掘り始めたのです。そしてすぐに、その意味が理解できました。壁のキワの土がものの見事にキレイに掘削されています。もちろん壁には全くキズがついていません。しかも早い早い。周囲の方に聞いたところ、あの大きなショベルを1センチ以内の精度で操れるのだとか…。

そして先日、谷工新社屋の上棟作業を事務所職員全員でお手伝いした時、あの日と同じ空気を感知したのです。“神”がいる!

 新社屋上棟作業2

それはパワーショベルではなくクレーンでした。社屋を支える大きな梁材を何と回転させながら、上空の入り組んだ電線のあいだを縫うように通し、あっという間に高所で作業をする大工の手元にピタリと静止させます。その一連の作業の何と早いこと。「もっと寄せて~」みたいなやり取りも一切なしです。本当にびっくりしました。

新社屋上棟作業1

橋本さん…ほんと凄いです!

 

文化財の瓦屋根の修復と言えば、必ず声が掛かる嶋本さん(←国宝 法隆寺の大改修の「瓦修復チーム」の一員にも名を連ねます)もそうですが、凄腕の職人達がフツーに谷工の現場で仕事をされてます。

一緒に仕事をさせていただけることに感謝です…