竹屋さんの見学

こんにちは!広報のきんぱらです。

先日、お休みの日に京都にある竹製品を扱っている雑貨屋さんに行ってきました。
インターネットでたまたま見つけたお店なのですが、竹のしゃもじや菜箸、スプーンなどなど…職人さんが手作りされた味わいのある竹商品がたくさん並んでいて、ついついいろいろ衝動買いしてしまいました。

IMG_1247

お店の方に竹の種類や商品の作り方なんかを聞いていると、すぐ近くにある工場の中も見せていただけることに!普段大工さんが木を加工している様子はよく見ているのですが、竹の加工場に行くのは初めてです。

工場では、職人さんが「油抜き」という作業をされていました。竹の余分な水分や油分を除去する作業で、材料を作り上げるための大切な工程だそうです。薬剤に付けて抜く方法もあるそうですが、こちらでは一本一本火に当ててあぶって油抜きをされていました。火に当てた方が、ツヤや色の出方が断然きれい!やっぱり、良いものを作るためにはそれなりの時間や労力がかかるものなんですね。

倉庫にあるたくさんの竹の在庫も見せていただけました。
一口に「竹」といっても、実は1000以上種類があるそうです。いろいろ特徴を教えていただいたのですが、私がいちばん心惹かれたのは「煤竹(ススダケ)」というもの。
藁葺き屋根の天井裏に張り付けて、長年煙に燻されて黒くなった竹です。先代の方が古い家の解体工事があるたびに、現場に駆けつけて集められたそうです。希少価値が高く、一本数十万円するものも珍しくないのだとか。。。高価なためなかなか購入される方も少なく、ほとんど倉庫で眠っている状態だそうです。

ぜひともこの煤竹を使って、谷口工務店で茶室を建てたいです!

いろいろとお話を聞かせて頂けて、貴重な体験となりました。