柄にもなく論語に興味を持ち始め先月
月間致知主催「論語指導者育成塾」に参加しました。
論語を仕事に活かせるのではないかと単純な想いから
習い始めました。
その授業の中で東京「湯島聖堂」での子供論語塾の見学を
してきました。論語とは約2500年前の中国の古典で師匠である孔子と弟子の
言行録になります。
授業は一時間あり、3歳から12歳の子供とその家族10組くらいが参加されていました。
3歳からみんなの前で素読をしているを見てびっくりしました。
後で塾講師にお聞きしたら文字を読んで話しているのではなく音で覚えている
という事でした。一ヶ月前に練習をしてそれを音で覚えているなんて
子供の記憶というのは素晴らしいと思いました。
私は2時間もしないうちに忘れていってるような気がします。
せっかくなんで建物など見学しました。
石垣を積んだ上にある塀。
大きな敷地を囲う落ち着きと重厚感がありますね。
近くでみるとこんな感じです。材料の中に古い瓦を使用しており
良い味がでてます。昔の職人さんは古い材料も上手く
使いデザインに利用されることが素晴らしいです。
現在は古い物を利用する方が手間がかかるという事でなんでもかんでも
新しい物に変えるという事が増えてきました。
地球環境保護という視点からみれば再利用の方が良いですね。
共通していえるのはやはり手間がかかる物は魅力があるといつも思います。
このお方が論語の主人公、孔子さんです。
高さ4.57メートル重量1.5トン
こんなに身長があったのでしょうか?・・・
大成殿、昭和10年に再建されたそうです。
銅板の色が鮮やかです。
敷地内通路です。
敷地内には孔子が好んだと言われる珍しい「楷」の木
枝や葉が整然としているので、書道でいう楷書の語源になっているそうです。
苗木から花が咲くまで30年もかかるそうです。
この素晴らしい会場で子供の頃から勉強が出来るなんて
すごいですね。