まつぴら!

こんにちは 松本です。

今日は私の好きな俳句をご紹介します。
紹介の前にまずは皆様、「寒い冬の朝にふと見上げた一本の松」を頭に思い浮かべて、お聞き下さい。

枯淡など まつぴら色を 変へぬ松

鷹羽狩行(たかは しゅぎょう)さんの句です。寒い冬、周りの木々はどんどん枯れ落ちてホソボソとなっている中で、松だけは青々と茂っている。そんな松を見て、年相応に生きて老いていくのではなく、一矢報いる、逆襲してみる、そんな力強い気持ちがこの句に込められているそうです。

この句の中で私は特に、「まっぴら」という部分、ここを強めに、上を向いて、声に出して詠んで頂きたいのです。「まっぴらごめん!」の「まっぴら」です。少しにんまりした表情になりませんか?私だけですかね笑?私はこの「まっぴら」には、作者の遊び心が含まれているのではないかと感じています。とにかく、どんな時でも、最前線で「にんまり」できる気持ちでいたいのです。
そしてもう一つ、この句の中で注目すべきなのが「松」です。そう、私も「松」本です。この句を初めて詠んだ時に、まるで自分のために詠まれた句ではないかと感じました。だからこの句は僕の座右の銘でもあります。

寒い寒いと言いつつも、まだまだこれからが冬本番です。
皆様もぜひ、枯れ木の中に立つ「松」を、探してみてください。そして、マフラーで覆った顔を上げて、「まっぴら!」と言ってみてください!

以上、「松」本でした。「本」の方でも何かいい句がありましたら教えて下さい笑

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