300年前の大工さんの技

皆さんこんにちは。カスタマーセンターの佐藤です。

続いていた雨もやみ、昨日から良い陽気になりましたね!
お洗濯が乾いて気持ちが良いですが、なにより紫外線が気になる時期。。毎朝日焼け止めを塗りまくっております。効果があればいいですが・・。

さて、昨日は2012年にリフォームさせて頂いたお客様の定期点検に行ってきました。
こちらはなんと築300年という歴史あるお家です。
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工事を担当した社員大工 奥村も同行しました。
最近散髪をしたので後姿もすっきりしています(笑)。

これは外部の木製建具の調整をしているところ。









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ここに来ると必ず見上げるのがこの天井。
写真が小さくて見えづらいかもしれませんが、
「桧皮葺(ひわだぶき)」といって、桧(もしくは杉)の皮を何層も重ねて竹釘で打ち止める伝統技術が施されています。とても細かい手作業です。

これは京都御所や清水寺、厳島神社でも採用されている工法です。今のように便利な道具もなく、材料も限りがあった時代、人の知恵と技術で築き上げられた時代背景を感じます。
300年前の大工さんの技が生きた家を、現代の大工さんで守っていく。素敵な家づくりに携わらせて頂いたことに感謝です。


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こちらは縁側から中庭を撮ったところ。
実際はこの写真の何倍も素敵なんです。

旦那様は朝やお仕事から帰られたら、必ずこの場所に来られるそうです。納得です、とても落ち着きます・・
写真には写っていませんが、とても美しい苔が育っているんですよ。ご自宅でこの風景を楽しめるなんて、なんて羨ましい!






IMG_6688お家も景色も、良いものは時代には左右されることなく、こころを満たし、目を楽しませてくれるものなんだなと来るたびに実感するお家です。

ご先祖様、ご家族の思いを人の手で大切に引き継いでいく仕事、これからも大切にしていきたいです。

佐藤


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