こんにちは。
設計の たけうち です。
先日、リフォーム予定のお家の屋根裏から
とても珍しいものが見つかりました。
築100年を超えるこのお宅は
天井に、必要な時だけおろすことのできるはしごがあり
その先に、スライドして開けられる建具がついています。
そこから上がると、お部屋にできそうな広さの屋根裏部屋があらわれます。
昔は収納として使われていたその屋根裏には、掛け軸、御膳付の椀類
食器、長持など、今では見かけないものが色々ありました。
見てみて!と呼ばれた先にあったのは、明治初期のお雛様です。
年代を聞いて、思わず わぁ~と声が出ました。
通気性が良かったのか、桐の箱が良かったのか
少しほこりをかぶっただけで、
とても100年以上前にお雛様だとは思えない立派なものでした。
時代と共に使用しなくなったものもあり、
徐々に屋根裏に上がる機会が減るご家庭が多く
日々の収納としては使われないことがほとんどです。
リフォームを機にお雛様が陽の目を見て
とても嬉しそうにされていたお施主様の手の中で
お雛様もほっとしている様でした。